TOP > VPDisk > 運用応用例 > メールキュー暗号化(qmail)暗号化手順

※VPDiskの販売は2014年2月末をもって終了し、現在はサポートのみ行っております。導入をご検討のお客様は後継商品のFileProtectorをご参照ください。

メールキュー暗号化(qmail)暗号化手順

メールキューのディレクトリを暗号化した後、qmailのプログラムが暗号鍵を使えるように設定し、透過的に暗号化状態のファイルにアクセスすることができるよう設定します。

1.qmailの停止

qmailを停止します。

2.rootユーザでqmailのメールキューのディレクトリに暗号化を設定

# vpd start -f <キーボックスのパス/キーボックス名>
# find /var/qmail/queue -type d -exec vpd lock -t hard+ {} \; ← キューディレクトリをサブディレクトリも含めてロック(配下のファイルを自動的に暗号化する設定)

3.qmailのプログラムが鍵付きで起動できるように設定

# vpd delegate /var/qmail/bin/qmail-start <キーボックスのパス/キーボックス名>
# vpd delegate /var/qmail/bin/qmail-queue <キーボックスのパス/キーボックス名>
# vpd delegate /var/qmail/bin/qmail-qstat <キーボックスのパス/キーボックス名>
qmail-start: ← qmailの各種デーモンをスタートするプログラム
qmail-queue: ← メールをキューに書き出すプログラム
qmail-qstat: ←キューの状態を表示するプログラム

4.Qmailの起動

qmailを起動します。

※qmailを起動する際に、毎回必ずキーボックスのパスフレーズを要求するような設定も可能です。

以上で、qmailの暗号化設定は完了です。