データ・トークナイゼイションとは?
データ・トークナイゼーションとは、データ形式を変更せず、フェイクのデータに置き換えることで、データの重要性を無力化させる技術です。
最新のトークン技術を駆使したProtegrity Protection Serverは高いパフォーマンスと拡張性を兼ね備えた次世代データ・トークナイゼーションを提供します。
PCI DSSなどに準拠する際、データ・トークナイゼーション技術を採用することで、トークン化された情報は監査対象の範囲から除外することが出来るため、費用面でも大きな意義があります。
Protection Serverの特徴
1・パフォーマンスと拡張性
Protegrity Protection Serverは既存のデータ・トークナイゼイション製品を圧倒するパフォーマンスを提供します。
実際に汎用的なIAサーバで利用頂いた場合にトークン化のパフォーマンスは200,000/秒以上の結果が実績として報告されています。
拡張性においては、DVDメディアを使用したセットアップの後、トークン化に必要な変換テーブルをコピーするだけで2台目、3台目の複製が可能という容易さを実現しています。
ロードバランサーを用いた負荷分散などで、容易にProtection Serverを追加することが可能です。
2・レプリケーションが不要
ブロック化された変換テーブル(Vaultlessトークン技術)によるトークン変換。変換テーブルを各Protection Serverに設定することで、どのProtection Serverも同期をすることなく同一のトークン結果を導きます。
3・パフォーマンスと拡張性
アプリケーションサーバとProtection ServerをWebサービス(SOAP-XML、REST-JSON)で接続します。
トークン化に伴う負荷が、アプリケーションサーバに掛かりません。
負荷分散等の拡張が容易に可能です。
Webサービスのユーザ認証にLDAP(AD)との連携が可能です。
4・多様なデータ形式への対応
クレジットカード番号のような数列だけではなく、会員番号等に使われるアルファベットと数字の組み合わせや日付、eメールアドレスなど様々なデータタイプにも対応しています。 シングルバイトの文字列だけでなく、Unicode 及び バイナリーデータも対応しています。
5・様々なセキュリティ形式に対応
トークン化以外にも暗号化、ハッシュ等の対応も可能です。
6・監査対象の軽減
トークン化による情報の置き換えで、監査対象となるサーバ/デバイスをスコープから外すことができ、監査に掛かるリソースとコストの削減が期待できます。
機能ハイライト
Protection Serverの優位性を従来のセキュリティ・トークン化と比較してみましょう。Protection Serverの優れている点はその拡張性とパフォーマンスにあります。
従来型 | ||
フットプリント | サイズが大きく増加する | 一定の小さなサイズでトークン化
高いパフォーマンスを保持し、拡張に伴う制限がない |
高可用性 災害対策 ディストリビューション |
複雑なレプリケーションが必要 | レプリケーションは必要なし
複数のProtection Server構成で運用中であったとしても、レプリケーションやトークン化テーブルの同期は不要 |
信頼性 | コリジョン発生の可能性 | コリジョンからの解放 |
遅延 | 拡張に伴うパフォーマンスの低下 | 極小、または無遅延 業界最速のトークン化ソリューション |
パフォーマンス | 5 Tokens(/秒) (社外ネットワーク) 5,000 Tokens(/秒) (社内ネットワーク) |
200,000 Tokens(/秒) |
ハードウェア要求 | CPUパワー、ディスク容量及び増設が必要 | 通常のIAサーバレベル ディスクの増設を必要としない |
開発元はセキュリティー関連ソフト開発に信頼のある米Protegrity社です。(PCIDSS/HIPPAなど導入実績多数)
▶▶Protegrity社について
動作要件
IBM Xシリーズ
HP DLシリーズ
DELL PowerEdgeシリーズ
富士通 PRIMERGYシリーズ
VMWare ESX/ESXi
Citrix XenServer
Microsoft Hyper-V
※その他動作可能ハードウェア及び仮想環境については別途ご相談ください。
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